ライトノベル レビュー

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カンピオーネ! IX 女神再び

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女神は神殺しとの戦を望む

ついに訪れた女神との再戦の時。
手の内を知られた護堂に勝機はあるのか!?
草薙護堂の前に、再び現れたまつろわぬ女神アテナ。
何でもひとつ言うことをきくという、護堂が以前助けられた際にした約束を盾に再戦を望むアテナは、争いを望まない護堂の拒否を認めない。
ついには祐理やリリアナを石化し、人質にするという強行的な手段で、護堂との戦いを開始する。
アテナが勝負を急ぐのには差し迫られた理由があり…!?
新神話第9弾は激闘の調べ!!

「なんか他の人たちの迷惑になったみたいだな。気をつけよう」
「ですが草薙護堂、今までの行動をかえりみて、改めるべき点はないように思えます。非がないのですから、気を遣わずともよいのでは?」
「でもリリアナさん、私たちが気づいていないだけかもしれませんよ? ……あ、もしかしたら、こんな道ばたで食事をしていたのが迷惑だったのではないでしょうか。通行の邪魔になってしまったのかも」
「同じように飲食している人間は何人もいる。その可能性は低いと思うが……。だが一応、気を遣ってみるか。食堂にでも移動して――」
 食料を調達したあと、出店もない隅っこのスペースに移動していたのだが。
 祐理の指摘にリリアナが提案し、護堂もうなずきかけた、そのとき。
「……あんたたち、何ボケボケな相談してるの? ツッコミなしのボケ三人でコントやってんじゃないんだから!」
 威勢のいい声を聞いて、護堂は驚いた。彼女がここにいるとは完全に想定外だった。
 振りむけば、怒っている様子の幼なじみ、徳永明日香が仁王立ちしていた。