生き残ったほうが本物のヴィクトルだ──宿命の対決迫る!! 偽りの王子であることが暴かれたジャン。だが、彼は自分こそがヴィクトルであると主張する──偽物は自分が討つと宣言をして。それはジャン・アバディーンの名を捨てるということであり、二度と本当の自分に戻れなくなることを意味していた。 そして、すべての決着をつけるべく、ジャンは驚くべき秘策を編み出す。その姿は神童と呼ばれたヴィクトルそのもので。物語はついにクライマックスへ!!